いきなりですが私、パチンコ屋で働いていて、パチスロの設定を決めている知り合いがいるんですよ。 ちょっと前にその知り合いと話す機会がありまして、 「やっぱ設定入れるのにクセとかあるの?」、「設定6は使うの?」とか、いちスロッターとして色々と気になることを聞けたので、 今回は色々と設定を入れるときの話なんかを聞き、個人的に勉強になった「ホールのクセ」について書いていこうかなと思います。 ◆設定師は一人じゃない 100台以下なら一人で十分かもしれないですが、200台や300台クラスのお店となると、とても一人じゃ対応しきれないんだとか。 ちなみに知り合いのお店は設置台数約300台に対し、設定師が3~4人ほどみたいです。一人あたま100台前後くらいですね。 設定師が複数いるとどうなるかというと、「ホールのクセ」も設定師の数だけあるということになります。 ●設定師A 担当シマ:看板機種、新台 クセ:前日のヘコみ台に高設定を入れる ●設定師B 担当シマ:中堅どころのAT・ART機 クセ:前日吹いた台に高設定を入れる ●設定師C 担当シマ:バラエティ、ノーマルタイプ クセ:角台付近に高設定を入れる あくまでも知り合いの店舗の話で、当然全ての店舗に共通するわけではないんですが、 知り合いの店舗では、設定師それぞれがある程度個人の裁量で設定配分を決められるようで、どこに設定を入れるかも自由なんだとか。 上の設定師A~Cまでの担当シマやクセなどは適当ですが、パッと見でこのホールで高設定を狙おうと思ったら、クセが非常に見抜きにくいと思いませんか? 特定日に北斗転生(看板機種)を狙う ↓ 上げ狙いがズバッとハマって3000枚ゲット!なるほど、この店は上げ狙いで攻めればいいのね ↓ 気を良くしてまたもや北斗転生狙い ↓ 満席 ↓ 仕方ないのでバジリスク絆(中堅機種)へ。 狙いはもちろん上げ狙い。 ↓ 前日のヘコみ台に高設定は入れてこないので、無事死亡。 ↓ 客「え!?上げ狙いでいいんじゃなかったの!?」 客「バジリスク絆のシマ見ても設定上げっぽい台ないじゃん!」 客「なんだよこの店どうやって設定入れるか分かんないよ!」 こうなります。 設定上げっぽい台があるので上げ狙いが効くかと思いきや、前日吹いた台がまた出てたり。今日は角がアツいのか!?と思ったものの、気のせいだったり。 客側からしたら、「この店の設定の入れ方全くワカラン!!」と、こう思っちゃいますよね。 基本的にお店のクセというと、「A店=上げ狙い」・「B店=据え置き多め」と、お店単位でクセを考えることが多いですからね。 もしお近くのお店で「設定の入れ方が謎」というホールがあったとしたら、 「お店単位」ではなく、「シマ・機種単位」でクセを探してみると、案外クセが見えてくるかもしれませんよ。