続きです。 原動力の1つに『喜び』があると書きましたが、どういう意味なのか? うろ覚えですので、誰が集計したデータなのか忘れましたが、東京大学に現役合格した子の学習場所について統計を取った結果、一番多かったのが意外にも『家族が集まるリビング』だったそうです。 原動力のなかの『喜び』の1つに、『一番信頼している人に誉められる行為をしたい』という力が働いている可能性があると私は捉えました。 リビングで勉強することで東大に合格できるのではなくて(笑)、何も無駄にしたくないということです。 目標があるけれど、さらなる原動力を得るために、褒められたい、認めてもらいたいという感情が無意識に働いているのかもしれません。 それ以外にも 喉が乾けばすぐに乾きを癒せるのもリビング。 小腹が空いてすぐ対応できるのもリビング。 孤独感を癒せるのもリビング。 一番向いてなさそうな場所に思えるけど、考え方によっては一番理に叶ってるとも言えますね。 余談はここまでで、 じゃあ、具体的にどうしたら良いのでしょうか? 正直私にはわかりません(笑) だって相手は感情を持った人間ですから、どれが一番良いかは、一番近くで見ている人が判断すべきであり、強制させることでも無いと思いますから。 最低限親として...と思うのであれば、もっと真剣に色々と試すしかないと思います。 仮に、私ならどうするか? なるべく現実を隠さずに、色々と話すと思います。 どうメリットがあるのか? どんな苦労をするのか? それを伝えた上で、自分自身も何か好きなものを我慢し、一緒に勉強したりすると思います。 大事なのは同じ境遇にして、同じ苦行をするということです。 子供が遊びを我慢して勉強しているなか、親がスマホでKナビしてたら何の説得力もありませんからね(笑) 同じように何かを我慢して、同じように苦しい思いをするからこそ、『勉強ってしなければいけないことなんだ~』 と思うかもしれません。 親が行う勉強の内容は何でも良いんです。 新聞を読むのでも良いと思うし、タイトルの難しい分厚い本を読むのでも良いし、重要なのは内容ではなく、同じ境遇にするということです。 必要であれば、私は小さい頃に何もしなかった。だから今こうして色々と学んでいると付け加えたりすればそれで良いと思います。 まっ、伝わらないかもしれませんけど(笑) その時は違うことを考えますよ。 例えば、 きちんと勉強する意味を理解し、自発的に取り組むまで、親は苦労を伝えるために白ご飯とお味噌汁だけで過ごす。 何度言ってもわからないのであれば、目の前の親の姿を見て少しでも実感しなさい。という意味です。 好きなものを食べるため、好きなものを買うためには、それなりに必要なものがあるということを伝えるためです。 子を想うのであれば、我が身を犠牲にしてでも必要なことは伝えます。 当たり前に慣れすぎると、大切なことが何もわからなくなりますから。 もう1つ余談ですけど もっと小さい子がご飯を食べないとき、食べ物を粗末にするときにどうするのか? 私なら おかずを子供の分だけ作り、自分自身は少ないご飯だけで我慢します。 食べるということはそういうことだと教えるためです。 親の苦しみは本能的に見たくないので無意識に覚えます。 今までいっぱい食べ物を無駄にしたから、親は食べられないという現実を染み込ませ、大切さを教えます。 子を想う気持ちを伝え、信頼関係を築く意味でも必要な行為かと思います。 戻しますね 前にも書きましたが、 私が思う学生の頃に勉強する理由とは? 良い学校にいくため? 良い会社に勤めるため? 夢を叶えるため? どれも違います。 『苦手なものに取り組む姿勢を、今のうちに備えるため』です。 だから、目標の学校に入れなくても良いんです。 テストで目標の点数が取れなくても良いんです。 姿勢さえ身に付いていれば、将来は何とでもなると今でも思います。 そしてこの姿勢を今しか手にできるチャンスが無いのであれば、それを必死に教えるのもまた、親の役目かなと思います。 何かの目標を持ち、自発的に何かに取り組むようになれば、ほぼ親としての仕事は終わりだと思います。 あとは自分で考えさせ、自分で決定させ、自分で何とかするようになりますから。 協力しないのもまた、優しさだと思うし、温かく見守るのも立派な仕事かなと思います。 少し悲しいかもしれませんが、子離れはしっかりしてください(笑) 個人的意見であり、正解を求めること自体が必要ないと思いますけど、何かの参考にでもなればです。