パッツン中村です。 前回と重ね重ねになりますが、日本回胴王決定戦予選が全て終了しました。 K-Naviでも特設ページが開設されて、掲示板を通じて多くのユーザーさんと交流を持つことができ、盛り上がれたこの数週間は楽しくもあり、ふと何かを考えるきっかけになったりと有意義な時間でした。 編集部から「回胴王決定戦に出場してくれ」と言われた時の心境はと言うと、“なんか面白そう”、“目立てるんじゃないか”ぐらいにしか思ってませんでした。 僕はまず大阪予選参加の抽選に漏れてしまいました。 予選参加の抽選に落選した時は悔しくもなく、「まぁ、仕方ないな」とすぐに諦めもついたのです。 しかし、名古屋予選をニコ生で鑑賞していた時にその気持ちが大きく変わりました。 出場している選手の皆さんがすごく楽しそうにパチスロを打っておられる姿を見て、「自分もこの場所に立ってみたい」と思い、次の日には補欠枠の抽選の列に並んでいる自分がいました。 回胴王を目指してなかった訳ではないですが、ラスベガスや回胴王の称号を抜きにしてこの大会に出たいなぁ。 そんな風に思えたのです。 その思いが通じてか、補欠枠から参加することが出来ました。 予選は制限時間3時間、全台設定6の出玉バトルということで、条件はみな同じ、打ち手の目押しスピードや正確性はあるものの、そこは平等。 如何に早い段階で、大量出玉の引き金となるものを引けるか?みたいなところもありますが、それはやはりパチスロそのものでした。 設定6といえど、思ったような挙動を示さない事もある。 展開は悪くないんだけど、その先がダメダメで出玉が伸びない。 設定と展開が上手く絡んで楽しいぐらい出玉が伸びていく。 普段はなかなか引けないプレミアフラグや大量上乗せでその日の勝利が決まった。 実際のホールでももちろん有り得る事で、自分も何度かそういう経験があります。 それこそ、明らかに低設定でも、瞬間的に設定6よりも出玉があることもあります。 それは運以外のなにものでもないと思いますが、それもやはりパチスロそのものだと思います。 基本的には高設定ほど勝てる確率が高くなると思いますが、それだけで収まらないのがパチスロの魅力であり、醍醐味であったりするんだと思います。 そのことを改めて感じられた回胴王決定戦でした。 自分はなかなか展開が上向かずヤキモキした状態で3時間が過ぎ、終了20分前に「会いたかった48」に当選、overtureで大量ゲーム数を獲得し、取りきれず競技終了となりました。 筆記試験では予想もしないような問題も出題され、自分の知識不足を露呈する結果となりました。 立ち回りが上手いから勝てる、高設定だから勝てる、目押しが上手いから勝てる、消化スピードが早いから勝てる。 それはもちろんそうですけど、時としてパチスロには常識を覆す出来事が起こりうる。 設定や技術を超えて、「よく分からないけど、たくさん出た」それも含めてパチスロって楽しいもんだよなと感じられました。 競技開始時は緊張でガチガチだったのに、終わった頃には「あー楽しかった」と思えたし、負けて悔しい気持ちはありませんでした。 この経験を踏まえて、「ヒキが全てだ!設定なんか関係ない!」そんな事を言うつもりはないですし、僕はこれからも設定6という一番勝利が掴みやすいソレを掴むためにパチスロを打っていくと思います。 自分の運のなさを嘆きたくなるような事もありますが、「パチスロは楽しく打とう」というモットーを再認識する事ができました。 回胴王たるもの、技術、知識、強運、愛が必要。 それも去ることながら、「パチスロ楽しんでますか?」それを見透かされたような回胴王決定戦でした。 各地で行われた予選に参加された選手の皆様、お疲れ様でした。 見事、予選通過を決めた方々へ。 準決勝以降も存分にパチスロを楽しんで下さいね。