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パチンコ

独善殿日記 台46話

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デヴゴンさん

ブロガーランキング:218位
完全無欠の「腰痛フェスティバル」も無事閉幕の運びとなり、御迷惑をおかけした皆々様に於かれましては、この場を借りてアツく御礼申し上げますん、プンプン!!

元からの膨れっ面が、更に膨れっ面になるのには訳がありまして…つい先日まで話は遡ります。

いつもの残念な面々(イケメソ先輩&バジュラ&ルンルン&頭皮君)が大挙して我が家へお見舞いにやってきた。とまぁ、ここまでは良しとしませう。

イ「デヴゴン、大丈夫か!?パチンコ打っても?」

バ「久し振りっすねぇ~、パーラー養豚場」

ル「今からプロポ(-ズ大作戦)打ちますんで、私のことはスルーして貰っていいんで」

頭「うぉぉぉ~~~!!初代GAROじゃないっすか!?金無い時、よく1パチで打ちましたよ~」

………おまんら、何しに来てん?

来訪の名目上、本来なら主役である私をスルーし、各々パチンコに興じる始末の悪さ。うっ…治りかけた腰が疼いて来やがったぜ…。

あっ、そう言えば、例の件のことをすっかり忘れていた後日ヤツの家に運んで再度ギックリというのも難なので、この場でスッキリキッカリ本人に渡しちゃいませう!

バジュラに捧げる名機シリーズNo.2番
「CRペルソナ3MTZ」(タイヨーエレック)

甘スペックかつ潜伏/小当たり搭載機でありながら、何故か出るときは恐ろしく15Rに偏るというバジュラ的名機。元来のペルソナ好きも相まって、己がシャドウの如く採算度返しで打っていたのであった。

バ「え~~~~っ!?マジっスか!?真面目にっスか!?何処探しても売って無かったんスよぉぉ」

突如として感涙にむせぶバジュラを蔑視しながらも、淡々と回転させるイケメソ先輩&頭皮君。しかし、その光景を快く思わない御方がお一人…。

ル「どうしてペルソナってるの!?あたしには!?」

お冠にござる!この紅一点、何故か大変お冠にアラレル!!その上、ちょっと日本語がおかしいでござる。

デ「いやっ、あのぅ、アレだよ…いつもバジュラんちに行くと、オレの好きな台をわざわざ仕入れてくれたりしたわけよだから、その恩返しっつうかさ」

ル「あたしが大のペルソナ好きなの知ってて、どうしてスルーなんですか!?あたしに一声あってもいいんじゃないですか!?お金出しても欲しいですよぉ、あたしだってぇぇぇぇん!!」

イ「ルンルンの中の別人格が表に出たな。それがシャドウであり、それと向き合ってこそペルソナが生まれる。これ、豆な?」

頭「ありがたっす!勉強になります!!でも、何で4はパチ化しなかったんすかね?」

イ「3が一番人気あるとマーケティングしたんじゃねぇの?その発想からしてちょっと…」

頭「ですよね~?」

腰痛が完治していない輩、感涙にむせぶ輩、悔し泣きする輩、ペルソナトークで盛り上がる輩×2。良い意味でも悪い意味でも盛り上がりを見せた”お見舞いとは名ばかりの大パチンコ大会”いよいよ閉幕のお時間となりました。

いや、まだだっ!!まだ終わらんよっ!!

何とも形容し難い目付きでペルソナ3を見つめているルンルン。仕舞いには台を撫で始め、バジュラの逆鱗に触れる。

バ「おいおい、俺のペルソナに触るなっつうの!!」

ル「…………(無言で台を撫でている)」

イケメソ先輩が何度となく「帰ろう」と言っても、頑ななまでに動かなくなってしまったルンルン。周りから見れば”たかがパチンコ台”されど思い入れのある輩にとってみれば”されどパチンコ台”

デ「ルンルンよぉ~、いい加減ゴーホームしちゃくれませんかね~?今度は絶対一声お掛けしますからっ!」

バ「わがまま、気まま、泣けば済むと思ってる。その心意気が世の中をダメにするんだよ!頭皮、お前も何か言ってやれ!!」

頭「俺、ペルソナ3の実機持ってますよ?」

デ「」

バ「」

イ「」

頭皮よ、一生のお願いですから、「空気読め」。

というわけで、頭皮君からペルソナ3を譲って貰える運びとなった生粋の泣き虫ッ娘は、まさにルンルン気分で御帰宅なさいましたとさ。

結局のところは”お見舞いとは名ばかりの大パチンコ大会(おまけつき)”でございました。それでは皆さん、御一緒に!!

だが、それがいい!!!!!
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