これはとある恋の物語である。。。。 季節は春 いや…もう桜も散ってしまい気温も春のぽかぽか陽気と呼ぶには少々暑いくらいのそんな感じの季節。 仕事が終わり、帰りにいつもの連れを誘って打ちに行くことにした。 彼女とは小、中、高と同じ。いや、それより前からの幼なじみである。 腐れ縁と言うべきか。 家が目と鼻の先ということもありよく一緒に打ちに行く仲である。 『え~。また打ちに行くの~?』 彼女は最近ちょっとした怪我をして気分が乗らないのか行くのが億劫なようだった。 『今日は勝つと、思う…』 『思うかよ』 愚痴りながらも彼女はしてくれた。 ホールに着くとスロットの島に行きミリオンゴッドに座った。 動画サイトを見ていて打ちたくなったからだ。 『ミリゴ?どうせあの動画見て触発されたんでしょ?』 『一度でいいからチャンスボタンフリーズ引いてみたい仮にフリーズしなくても出る可能性もあるじゃん』 『アレは設定6やから出てるんじゃん私が思うにこれ100%1だと思うけど』 『1でも出る(°ω°)時は出る…』 内心フリーズを引けるとは思っていないが可能性は0では無いのでGOD揃いはお楽しみ的な意味合いで打つことにした。 『あのさぁ。もう8K入れてるけどチャンス役無しって…』 投資8Kで中段15枚役も斜め15枚役もあろうことか中段リプレイすら引けてない自分がいた。 『知らんやん(-_-;)サクサクプレイにも程があるな(-_-;)荒野から出る様子も無いし…』 10K投資したらヤメようと思っていた矢先、中段15枚役が落ちた。 『まぁ無理でしょ(・ω・)』 案の定フェイクで終わった。 しかし、奇数テンパイや奇数挟み目が頻繁に出るので準備、若しくは天国に上がっている可能性が出てきた。 『最悪のパターンに入ったね(;^ω^)』 『いや、怒濤のチャンス役ラッシュで当選もあるでぇ(・`ω・)』 追加投資5Kも空しく天国らしき挙動はどこへやら… 『違うの打ったら?天井目指すと厄介だよ?』 『いや、移動は負けるパターンに入ってしまうからもう少し粘るわ(-_-;)』 『おお( ̄▽ ̄;)いつもの養分らしからぬ発言』 更に追加投資15KでようやくGODゲームを射止めた。 『きっと斜め15枚役だよね(・ω・)』 ベットを押したら… 『ぶるる~ん((((°ω°))))』 ゼウスステージきました。 『天国&次回確定じゃん』 『今こそ上乗せの刻~(*^∀^*)』 ゴミシングルとハズレを合わせて2、3回引いて1セット目終了。 『極太稲妻出てくれよ~(;o;)』 2セット目開始。 『ぶるる~ん((((°ω°))))』 『ゼウス2連て(゜ロ゜;)天国ロング入ってるじゃん(゜ロ゜)』 『な(°∀°)な(°∀°)これがあるからミリゴはやめられないねんo(^o^)o』 これもチュピピボーン(上乗せ時の音)無しで2セット目終了。 3セット目開始。 『普通にオリンポス…か(・ω・)』 3セット目終了。 ストック無し。 『天国ロングも終わってるね』 『もう少し粘るし…(・ω・)←結構ショック受けてる』 さすが吸い込みが激しい機種とあって出玉はみるみる飲まれていった。 『やっぱりそう簡単にGOD揃いは引けないか…(;^ω^)』 『諦めるの(´・ω・`)?』 彼女は少々残念そうに呟いた。 『いや、こればっかりは粘ってどうにかなるとかじゃないから(;^ω^)確率的に…』 『でも今までいろいろ引いてきたじゃん…(´・ω・)』 『粘ってプレミア引いたことそんなにないよ…(^-^;)』 『私より先に鬼のBIG中覚醒フリーズ引いじゃん(・ω・`)スカイラブ3のバーフリーズもサクラ3のフリーズBIGもモンキーの究極Vモンキーも…』 『それはたまたまじゃん…(^-^;)』 いつになく彼女は食い下がってきた。 『いつもはすぐに移動するのに今日は1台で頑張るって言った時、私…キュンとしたんだから…』 『キュン(・д・)?』 彼女の様子がおかしいと気付くのにそう時間はかからなかった。 『こんな場所で言うことじゃないことは分かってるけど…私この前、怪我をしたよね?』 『あ~。ナイフで指を切ってしまったアレか。』 『その時、すぐに手当てしてくれたよね?』 『まぁ、血も出てたし原因も僕にも少しあったしね(^-^;』 『あの時から私…もう決めていたの…』 『決めていた?何を?』 『気持ちを伝えようって…』 打ちながら聞いていたため、もう出玉は全て飲まれてしまっていた。 『気持ち?』 なんとなく言われることは想像できた。 『私…あなたが…す、好きなの…』 『………。』 『こ、これまでずっと一緒だったもんね(^∀^;)今さらこんなこと言われてもそんな風に見れないよね(^∀^;)ごめん』 『……………。』 『ご、ごめんねなんか楽しく打てなくなったよね(^∀^;)私、先に帰るね』 そういって彼女は離れていこうとした。 『待って』 僕はそう言って無意識に彼女の腕を掴んでいた。 『え?』 『今までずっと一緒だったじゃん…好きでもないのに一緒いるわけないじゃん…』 『それは幼なじみだから…』 『幼なじみなんて感情はもうこの歳じゃ殆ど無いよ…』 『じゃあなんで今まで…』 『いつも一緒にいるのが普通になってた…当たり前になってたけど…わかったよ。僕は君がいないと駄目なんだ』 『それって…』 『うん。僕は君が好きなんだ。』 『』 『君と二人でいるから僕がなんだ。』 『私も…私も好き』 二人の気持ちが一つになった瞬間だった。 『もう一度言って欲しいな』 『えいや恥ずかしいんだけど…』 『だ~めもう一度言って』 ぼくは照れ臭いながらも言った。 『大好きだよ左手』 『私も大好き右手』 ね('∀'●) という単なる右手と左手の話だったというオチで終わりです('∀'●) 何か別のことに期待した方には頭を地面にめり込ませて土下座エボリューションで謝罪したい限りでございますm(__)m 投資36K 回収0K 収支-36K 負けた~ゞ(`Д')、 GWのバカヤロー