6.1号機基準の内容

新内規と言っても実際はほとんど現行の6号機と変わりません。

①ペナルティ規制の緩和
②スタートレバー、ボタン等を使用した演出の緩和
③ビデオリール演出の緩和

この3項目が新たに見直された所です。

②と③は演出面の緩和ですね。

②は「擬似遊技」が可能になります。「北斗天昇」とか「まどか反逆」リールが逆回転するものもありますがあれらは全て「フリーズ」です。
具体的に何が違うかと言うと、「ボタンやベットで操作するか」の違い。「擬似遊技」にあたるのは「沖ドキの告知時」や「ハーデスのデジャヴ」にあるような感じの操作で反応するフリーズの事ですな。

③は液晶リールです。「カイジシリーズ」や「バジリスクシリーズ」のような感じの演出です。
まぁどちらも未だにあるものですし、馴染み深いですので懐かしさすら感じませんね。むしろ、いつからダメになってたんだ?レベルです。

①が今回の新内規の目玉ですね。こちらは出玉面に関する規則の見直しです。
ペナルティが可能になりベースを若干低く設定出来るようになりました。端的に言うと今より少し「低ベース高確率」に設計出来るようになります。

ペナルティはペナルティしたゲームのみが対象になるもので「次ゲーム以後のゲームに影響を及ぼさないもの」になります。
実はコレ既に「ビンゴギャラクシー」や「花伝」等に実装済みなんですよね。そこまで大きくベースを下げられる訳でもありません。

解釈の問題ですが、通常時も常に有利区間に入っているような機種ですと獲得期待枚数が減る恐れがあります。有利区間は1500ゲームで終了しますので、純増が少ない機種は影響を受けやすいです。

具体的に純増3枚の例を挙げますと

1500-天井(800ゲーム)=残り有利区間700
残り有利700×純増3枚の2100枚が最大獲得期待値になりますね。

ペナルティをすると天井までのゲーム数は減りませんが、有利区間はどんどん消化していきます。

1500-天井(800ゲーム)+ペナルティ50ゲーム=残り有利区間650ゲーム
残り有利650×純増3=最大獲得期待値1950枚となります。

実際に、この辺りのペナルティがどう扱われるかは分かりませんが、現状では「少なからず影響は出る」と思っておいた方が良いかもしれません。

ちなみに、ペナルティ50ゲームで計算しましたが、こちらはかなり少なめに計算しています。現行でペナルティがあるものはケースによりますが、もっと損失ゲーム数が膨らみます。