「改正健康増進法」により、2020年4月から原則屋内禁煙に

---まずはタバコの種類について。
タバコには現在大きく分類して火をつけて吸う従来までの紙巻きたばこと、現在多くの愛用者がいる加熱式タバコと呼ばれるiQOS、glo、プルームテックといったものがあります。タバコの種類が紙巻きタバコか加熱式タバコかで大きく扱いが変わってくると行った特徴があります。(2019年10月法令)

---改正健康増進法
「改正健康増進法」という法律により既に今年の7月から学校や病院といった第一種施設では原則禁煙となっており、来年の4月からそれが第二種施設でも施行される流れで、この第二種施設にはパチンコホールや飲食店なども含まれます。要は公共施設や人の集まる場所で受動喫煙をさせないぞ!といったことです。

---タバコ吸えなくなるのかな?
原則禁煙ということで、一定条件を満たすことができれば喫煙も可能となります。

---条件
飲食店では、喫煙専用室もしくは加熱式たばこ専用喫煙室を設置することで、そのエリアに限り喫煙が可能(飲食は不可)となる他、加熱式たばこ専用喫煙フロアを設置することで、そのフロア内に限り飲食もできるようです。

また、上記に関しては「2020年4月以降の新規店」「客席面積100m2超」「資本金5000万円超」いずれかに該当する店舗にのみ適用されるルールとなっており、「既存店舗かつ客席面積100m2以下かつ資本金5000万円以下」の店舗に関しては経過措置として、現在の喫煙ルール(たばこの種類を問わず、飲食をしながらでも喫煙が可能)を継続することができるようです。

ざっくりまとめると、規模の大きいお店には厳しく、小さいお店にはやや寛容といった感じです。

ただし、東京五輪が開催される都内ではルールが厳格化されており、都の条例により「個人経営や家族経営など従業員がいない店舗」を除いた全ての飲食店に経過措置が適用されないとのこと。

ちなみに、喫煙を主目的とするバーやスナックなどに関しては、これまで通りの喫煙ルールを継続することが可能ということです。