メーカーアンケート

複数のメーカーさんへもアンケートを実施してみました。

今回の通達は御社にとって厳しいと思いますか?
A社(厳しい)
ユーザーにとって遊技機の選択肢が減るため

B社(特に変わらない)

C社(歓迎する)
全メーカーが同じスタートラインに立つため、オリジナリティのあるゲーム性を産み出し市場で支持を得る良い機会と考えています。

D社(厳しい)
開発中の機種の中断や、新しい試験方法に対応するために時間が掛かってしまうため。

E社(厳しい)
開発スケジュールが覆って、全部作り直しになってしまった。


今回の通達はパチスロ業界にどういった影響を与えると考えるか?
A社(一時的な衰退)
これまでも規則等レギュレーションの変更はあったが、その度に一時的に下がることはあったものの、開発・研究が進み面白い遊技機が作れるようになったため

B社(一時的な衰退)

C社(一時的な衰退)
新たなゲーム性を産み出すまで要する期間、一時的な衰退は考えられます。

D社(一時的な衰退)
AT機になれすぎたユーザーが物足りないと感じる様になってしまい、離れてしまう可能性があり、新たなユーザーを取り込むまでは危機的な状況が続くのではないかと感じている。

E社(変わらない)
過去にもあったこと。変わらないと思う。


今回の通達で高射幸性の機械開発は難しいと感じるが、どう捉えているか?
A社(新たなゲーム性を開発して対応)
新しいレギュレーションにて新しい仕様を模索していけるため

B社(新たなゲーム性を開発して対応)

C社(新たなゲーム性を開発して対応)
こういったケースは今回初めてではないですし、実際プレイヤーの方に支持していただける機種の開発も行ってきました。

D社(新たなゲーム性を開発して対応)
高射倖性にとらわれた結果が今回の通達に至ってしまったので、最低限の射倖性を持ちつつ、その他の部分で楽しめる遊技機を開発していく機会が出来たと思います。

E社(新たなゲーム性を開発して対応)
通達内容はマイナスなのですが、今のリセットしたい流れだが、メーカーは今までも経験しているので、1歩ずつ進んでいく。


今回の通達を受けて、機械販売台数に影響は出そうですか?
A社(現在より売れない)
機械作りにおいて、新しいレギュレーションでの対応が難しく、尚且つAT・ARTという仕様が現状パチスロの主流となっている為、現在より売れるという確信的なものが無い。

B社(変わらない)

C社(分からない)
現市場に設置されている機械の設置期限や、新たなゲーム性を産み出し市場に導入されるまでの状況によって左右されると考えています。

D社(現在より売れない)
市場に残っているAT機と比べると、性能が低いと感じる方も多数いると思うので、設置中の機種を外してまで新台の導入をする必要がないと考えるホールも出てくるため。

E社(変わらない)
作られた機械が面白く見えるかどうかは、ホールさん次第。今回の規制で、例えばジャグラーシリーズの販売台数に影響するかと言われると、そうではないが、他のメーカーがジャグラーシリーズのような機種を作ったら売れるかと言われるとそうではないため。


今後リリースされる機種は勝ちやすくなりそうか?
A社(ホール次第)
機械割りとしては大きく変わらないと思うが、減少するであろうユーザーからの利益をパチンコから回収するのか、スロットから回収するのかは、ホール様次第だと思う。

B社(ホール次第)

C社(現状では分からない)
新たなゲーム性を搭載した機種の導入タイミングや、プレイヤーの動向次第で変わってくると考えています。(遊技人口の増減など)

D社(勝ちにくくなる)
天井やゲーム数解除まで規制されかねない状況であるので、設定と運だよりでしか勝てなくなってしまうことも考えられるため。

E社(現状では分からない)
今後作られる機種の仕様次第。


最後にひと言。
A社
レギュレーションの変更に関しては、今に始まった事ではなく、都度変わったりし、その度に新しいシステムや遊び方が構築されていますので、今回に関してもマイナスに捉えず、もっとユーザーが楽しんでいただけるよう機械作りに励みたいと考えています。

C社
あらかじめ決められたルールの中、市場に合わせたゲーム性を産み出し、またプレイヤーから支持を得られる機種をいち早く開発して市場に導入したいと考えています。
逆にパチンコ・パチスロ業界の遊技人口の減少や、「勝ちにくくなった」などの声を聞く現状を考えると、それを打破する良い機会にもなっていると考えています。
今回の件に関しては、どのメーカーにもチャンスがあると考えておりますので、マイナスに捉えずプラスに考えて機種開発を行っていきたいと思いますし、プレイヤーの方々が「楽しい」と思える機種を必ずご用意したいと考えていますので応援をよろしくお願いします。

D社
とにかく急すぎるという印象が強い。それだけ組合の対応、見通しが甘いと痛感した。遊技人口が減少し続けている中で、大きな転機を迎えられたことはたしかなので、良い方向へ再スタート出来ればと思います。

E社
正直、これからどうするの?という状況。今のAT機のような機種を作れるかと言われると無理だが、過去の機種に戻すのかと言われると、それでいいのかという議論になる。一部メーカーでは開発がストップしていると聞いており、メーカー自体も方向性を定められない状況。新たな規制での線引、解釈基準、さらには細かなグレーゾーンなどを定める必要があるが、今回は核となる部分の規制なので、苦しいというのが本音。


ご回答いただいたメーカーさんは「一時的な衰退はあるが新たなゲーム性で機械開発を行う」というのが統一見解のようです。

現状ではノーマルAタイプ、A+ARTタイプがメインになると言われていますが、厳しいながらも何か新たなものを生み出してくれそうです。

続いて、ライターたちの見解です。