過去の大きな変更例

過去の内規変更で、特にその影響が大きかったものに触れてみましょう。
 
[旧基準CR機から新基準CR機へ] 
 
◇1992年に初めてCR機が登場 
ここから1995年のまでの機種を「旧基準CR機」と呼びます。
 
旧基準CR機の特徴 
・確変継続率 → 1/3
・確変性能  → 2回継続
・確変リミッター → なし
 
代表的な機種 
「CR大工の源さん」
「CR黄門ちゃま2」
 
この頃のパチンコは確変を引けば3連チャンが確定し、ここでまた確変を引けばそこからまた3連チャン・・・といったゲーム性で、いわゆる爆裂機時代。
 
◇1995年に「新基準CR機」へ移行 
新基準CR機の特徴 
・確変継続率 → 1/2
・確変性能  → 次回まで
・確変リミッター → 5回
 
代表的な機種 
「CR海物語S5」
「CRルパン三世A」
 
旧基準機は射幸性(ギャンブル性)が高すぎる!とのことで、新基準CR機ではこれが大幅に抑えられました。確変を引けば3連チャンが約束されていたのが次回大当りまでへ下方変更。また、確変による連チャンが最高5回までに・・・。 
 


 
[リミッターを撤廃] 
 
◇1999年1月に確変リミッターが撤廃 
「どんなに連チャンしても5連チャン目は必ず単発」といったリミッターが撤廃されることになりました。このリミッターによりパチンコ人気が下降線を辿っていた時期の改正であり、それ以後は「確変率は1/2、確変は次回まで、連チャン数の制限(リミッター)なし」といった機種が登場することになります。この内規に従って登場した機種を「99年基準機」と呼びます。
 
99年基準機の特徴 
・確変継続率 → 1/2
・確変性能  → 次回まで
・確変リミッター → なし
 
その他、最小賞球数(主にヘソの賞球数)が6個から5個へ少なくなるといった変更もありました。
 
現在でも主流である、「大当り確率1/320程度、確変継続率50%」といったシンプルな機種が多く登場することになりました。
 
代表的な機種 
「CR海物語3」
「CRわんわんパラダイス」
 

 
[大当り確率の大幅緩和] 
 
◇2004年7月に大当り確率が大幅に引き下げられる 
暫くギャンブル性の高い台は認められてきませんでしたが、2004年7月に大幅に規制緩和。
 
1/360だった大当り確率が1/500まで下げることが可能になり、確変継続率が高くなりました。つまり中々当りにくいが、当れば連チャンが期待できる!即ちギャンブル性が高くなり、その波の荒さは旧基準CR機時代を凌ぐ勢いに。 
 
代表機種 
「CRフィーバー大ヤマト2」
「CR大海物語」
 
当然のことながらギャンブル性が高すぎるのが再び問題になり、2005年10月にまた内規に変更が加えられます。
 
そして大当り確率の下限が1/500から1/400に引き上げられ、現在(CR花の慶次・CRぱちんこ冬のソナタ)に至ります。
 
このようにスペック面に規制が入ったり緩和されたりと変化を遂げてきましたが、今回の変更内容はどのようになっているのでしょうか。
 
次の項目で確認してみましょう。
 
⇒今回の変更内容は?